成績のよい生徒は3つのタイプに分かれます。
「頭がよい」
「自己管理能力が高い」
「学びを楽しんでいる」
の3つです。順に見ていきましょう。まず、「頭がいい」にもいろんなレベルがあり、大概は自分を基準に「あの人は頭がいい」などと考えることが多いのですが、ここでは京大理学部でトップ1割程度の能力を頭がいいと呼ぶことにしましょう。
過去を振り返ると、京大理学部は1クラス50人で構成されていましたが、その中になぜ分かるのかが分からないような理解能力をもった学生が5人ほど含まれていました。一般学生が30分ほどかけてやっと1ページを理解するような数学の専門書をまるで小説を読むかのようにすらすらと読んでいくのです。
その後、「京大受験のための数学専門塾」を運営するようになってからも、そういう異次元の能力をもっていると思われる生徒が何人かいました。
えっ、結局自分を基準に考えているんじゃないかってか?
まあ、そうです、、、
それで、頭のいい生徒は一度説明を聴いたら、その本質的なところを理解してしまうので、当然成績はよくなります。
次に、自己管理能力が高い生徒の成績がよいのも納得ができます。クラブで疲れていても、定期テストや学園祭で忙しかったとしても、やるべきだと決めたことは確実に実行するタイプ。それは強いに決まっています。
しかし、似ていても少し違うタイプがあります。たとえば、中学受験業界では「親がその気になった家庭の子は受かりやすい」ということが定説になっていますが、これは、親が本人の自己管理能力を肩代わりしているだけなので、本物であるかどうかはもう少し先を見てみないと分かりません。
また、点取り虫タイプで、定期テストの対策をきっちり実行する生徒も、理解することよりも点を取ることを優先させる傾向があるところが難点です。それに、定期テストまでという期限付きであったり、限定された範囲での勉強なのもマイナス点で、このタイプを自己管理能力が高いとは言いません。高2までは優秀だったのに、高3になって成績が急に落ちたなどとなりやすいのです。
長期的計画に基づいて、何をすべきかを判断し、それを実行してほしいです。
最後に、学びを楽しんでいる生徒、これは最強です。
学んだことがさまざまな分野に応用されて行くことを知ってわくわくしたり、定義や定理などを誰がどのようにして思い付いたのだろうかなどと、感動しつつ学ぶ生徒は学んだことが定着しやすく、もっと深く追求しようとするので、成績も伸びていきます。
以上、成績のよい生徒の3つのタイプを見てきました。このうち、頭がよいかどうかは生まれ持ったものによるところが大きいです。次の自己管理能力は意識次第で高めていくこともできますが、本人の気質によるところが大きいです。
では、学びを楽しむのはどうでしょうか?
学びが楽しめるかどうかについて、能力が無関係だとは思いません。しかし、心の持ちようがもっと重要で、気持ち次第で楽しくなったり、楽しくなくなったりします。
つまり、勉強が義務だと感じたり、やらされているという感覚は健全ではありません。
そうではなく、まず「やる」と心を決めること。そして、どうせやるなら積極的な気持ちで取り組みましょう。そうすれば楽しくなってきます。
そして、楽しくなれば頑張る気持ちになり、成績も伸びるので、ますます楽しくなる、、、というよいサイクルに入ることができます。
